【注意!】第32回(2018年)より管理栄養士国家試験の受験資格が大きく変わりました

栄養士・管理栄養士

こんばんは、スズヤマです。
今年もやってきました、管理栄養士国家試験の受験手続き期間…!

管理栄養士国家試験は、専門学校や短期大学など、栄養士養成校を卒業し、栄養士として実務経験を積んできた人たちにとっては、長い実務経験を経てようやく得られた受験資格により受けられる試験です。
しかし、第32回国家試験から、受験資格が大きく変更になり、これまで受験できていたはずの人たちが受けられなくなります。

管理栄養士養成校の学生さんにはあまり関係はありませんが、栄養士養成校出身者にとっては大打撃な変更です。
専門学校や短期大学など、栄養士養成校を卒業し栄養士として働いている方は、自分の受験資格をぜひ一度ご確認ください。

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ざっくりいうと

ざっくりいうと、これまで『見込み』でもよかった実務経験が、『見込みではなくなった』ということです。


つまりこれまで2年生栄養士養成校出身者で、新卒で栄養士として働きだした人は丸3年目の3月に受験が可能でしたが、今回の変更で実質4年目の3月の試験から受験可能ということになりました。

なお、管理栄養士養成校を卒業する人はこの変更は大きく影響しません。
『卒業見込み』として、これまで通り受験することが可能です。

これまでの受験資格

栄養士免許を持っている人は、受験する年の3月31日時点で所定の実務経験を満たしている必要がありました。

例として2年制栄養士養成校を2015年3月に卒業し、そのまま栄養士として就職して現在まで働いているAさんがいます。

Aさんの場合、管理栄養士国家試験を受験するためには、栄養士として3年間の実務経験が必要です。
この場合、これまでの受験資格ですと、2018年3月31日で丸3年実務経験が積める見込みなので、2018年3月の第32回管理栄養士国家試験を受験することができる予定でした。

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第32回(2018年3月実施)以降の受験資格

しかし、第32回管理栄養士国家試験から、『実務経験見込み』ではなく、『試験前年の12月15日までに実務経験をクリアしていること』に変更になってしましました。

つまり先ほどのAさんのケースですと、2018年3月の試験を受けるには、2017年12月15日時点で、丸3年の実務経験がなくてはなりません。
Aさんは2015年4月1日から新卒として働きだしているため、2017年12月15日時点では2年8ヶ月と少ししか実務経験がないことになり、2018年度第32回国家試験の受験資格はないことになります。

なんでこんな大きな変更が?

実は変わったのは受験資格だけでなく、試験日程、合格発表日も前倒しになりました。

これまで管理栄養士国家試験は3月下旬に試験があり、5月上旬に合格発表という流れでした。
しかし、今回からは3月上旬に試験、3月下旬に合格発表と、新卒の人は入社する前に合否がわかるようになりました。

これまでの合格発表日ですと実は大きな問題があって、新卒で管理栄養士として採用される人は入職後~5月上旬までの間、確実に管理栄養士免許を持っていないことになります。
管理栄養士を必置しなければならない職場や、管理栄養士でしかできない業務がある職場は多く、また一人職場であるため、今回変更は必要な措置だったと思います。

実務経験見込が本当にちゃんと実務経験になっているか、それを確認するには3月31日を待たなければいけませんもんね。
他の医療職はもうすでに年度内で合格者が資格を取得できるように改変されているため、管理栄養士国家資格もようやく改変されたということだと思います。

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まとめ

いよいよ、第32回管理栄養士国家試験申込期間もあと少し!
12月15日当日消印も有効だそうですよ!
今年はどうしようかなという人も、少しでも勉強しているならぜひ挑戦を!1年って早いです。

見送ろうかなと思っているとまたすぐに来年のこの時期です。

なお、これまで栄養士としての実務経験がなくて、でも転職してゆくゆくは管理栄養士を目指そうかな~なんて思っている人!
栄養士に転職する場合は、ぜひ転職は12月15日までに...!

ボーナスをもらってから転職…なんて思って12月末退職1月から次の職場という転職をしてしまうと、3年後に実務経験が数日足りない…!なんてことにも。


栄養士への転職を考えている人は、ぜひ実務経験期間についても考えてみてください。

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ざっくり!栄養部
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