
こんばんは、スズヤマです。
最近よく名前を聞くようになった管理栄養士。
求人も安定してあり、様々な業界で需要のある資格です。
そんな管理栄養士、取得するためには国家試験に合格する必要があります。
このページでは受験資格について紹介します。
管理栄養士という資格について詳しく知りたい方は、以下をご覧ください。
管理栄養士国家試験とは
管理栄養士は国家資格のため、年1回行われる「管理栄養士国家試験」に合格することで、初めて名乗ることが認められる資格です。
管理栄養士国家試験は毎年3月上旬の日曜日に開催され、200問中6割正解すると合格となります。
弁護士のような超難関資格ではありませんが、ある程度の勉強が必要になる資格です。
詳しくは以下をご覧ください。
管理栄養士の受験資格ってどうやったらもらえるの?
受験資格を得るためには、以下のどちらかを行う必要があります。
・管理栄養士養成校を必要単位を修めて卒業する。
・栄養士養成校を必要単位を修めて卒業し、卒業後栄養士として所定年数実務経験を積む
管理栄養士養成校を卒業する
四年制の管理栄養士養成校を所定の単位を修めて卒業できる見込みになると、最終年度の3月より管理栄養士国家試験が受験できます。
管理栄養士になるには、これが最短の道で、合格率も一番高いです。
管理栄養士国家試験は、それなりに難しい資格です。
理解するのが大変というよりは、ある程度の勉強時間を確保しなければ合格は難しい試験です。
実際、新卒の場合、合格率は90%を越えてくる年もありますが、既卒は20%前後です。
学生の間に受験可能というのは非常に大きな魅力です。
栄養士養成校卒業後、実務経験を積む
栄養士養成校卒業後、栄養士としての実務経験を積む場合、栄養士養成校の年数によって実務経験の必要年数が変わってきます。
栄養士養成校が2年の場合、実務経験は3年間、
栄養士養成校が3年の場合、実務経験は2年間、
栄養士養成校が4年の場合、実務経験は1年間、
というようになっています。
四年生の管理栄養士養成校が4年間で受験資格が得られるのに対して、栄養士養成校を出た場合は、最短でも5年間まるっと必要ということです。
実務経験についての注意点
ここで注意してほしいのが、2018年3月の試験から、受験資格が変わりました。
何が変わったかというと、
実務経験は申し込み時点(前年の12月15日時点)でそれだけの年数が必要になってきます。
2018年3月の試験を受けるためには、2017年12月15日時点で丸○年の実務経験が必要になってくるということです。
これまでは試験を受ける月の月末時点で丸○年の実務経験があれば、『見込み』ということで受験資格を得られましたが、今回の変更で『見込み』では受験できなくなりました。
つまり、これまでは2年制の栄養士養成校を卒業して新卒ですぐに就職した人は、丸3年がたつ3月に国家試験を受験することができましたが、今回の変更によって丸4年の3月以降の試験しか受けることができなくなってしまいました。
栄養士養成校から管理栄養士を目指す場合、残念ながら最短ルートは1年延びてしまうことになりました。
なお、管理栄養士養成校を卒業している人は、今回の変更で大きなマイナス影響はありません。
独学でも取得可能?
そんなわけで、ゼロから管理栄養士を目指す場合、独学では不可で、必ず栄養士養成校もしくは管理栄養士養成校に通う必要があります。
受験資格さえもっていれば、その後は独学で十分勉強可能です。
スズヤマも同期も大学に在籍していたとはいえ、ほぼ独学で勉強しました。
社会人でも取得可能?
これも独学と同様で、受験資格さえ持っていれば、働きながら勉強することは可能です。
短期大学や専門学校などの栄養士養成校を出た人は、働きながら受験勉強をすることがほとんどです。
しっかり勉強すれば、働きながらでも合格可能な試験です。
現在、別のお仕事をされていて、転職するために管理栄養士を目指す方は、残念ながら一度会社を辞めて、養成校に入学する必要があります。
社会人の場合は特に、最短で管理栄養士を取得するために4年間学生をするか、管理栄養士取得は少し先に延びてもいいから学生(無収入)期間を最短にするか、検討する必要があります。
傾向的には、2年制の短大や専門で栄養士を取得し、働きながら管理栄養士の受験資格を獲得する人が多いようです。
まとめ
管理栄養士国家試験を受験するためには、2通りの方法がありました。
それぞれ、時間やお金などメリット・デメリットがあるため、ご自身のライフスタイルやキャリアに合った方法を選んでみてください。