
今年も管理栄養士国家試験の要項が発表されました。
試験は来春3月ですが、受験申し込み締め切りは今年の12月です。
そこまでに、色々な書類を用意する必要があります。
人によっては、会社や母校に頼まなければならない書類もあるので、ぜひ早めの準備を!
試験日
令和2年3月1日(日)
一昨年の第32回試験から、3月の第一日曜日が試験日となりました。
それまで3月の第3週だったので、2週間早くなりました。
これまでの試験の概要は以下の記事にまとめてあります。
第33回(2019年)
第32回(2018年)
試験場所
北海道、宮城県、東京都、愛知県、大阪府、岡山県、福岡県、沖縄県
場合によっては前泊が必要になりますので、ご注意をください。
会場近くのホテルは埋まりやすかったりするので、会場が確定次第、はやめにおさえておきましょう。
特に東京などは色々なイベントとかぶりがちなので、早めの対応を。
また、申込後の受験地の変更はできません。
申込時点で自分にとって受験しやすい会場を選択する必要があります。
願書配布時期
例年9月中旬くらいに配布が開始されます。
(今年度の配布時期は令和元年8月20日現在でまだ発表されていません)
願書配布場所
例年、各試験地の国家試験係、各地方厚生局、都道府県庁、保健所などの窓口で配布されています。
また、厚生労働省のホームページでもダウンロード可能でした。
詳しくは厚生労働省ホームページをご覧ください。
(今年度のは願書は令和元年8月20日現在でまだ発表されていません)
願書受付期間
令和元年12月2日(月)~令和元年12月13日(金)(消印有効)
原則、郵便(書留)で送る必要があります。
受付期間は毎年1週間程度です。
受付開始してから準備...では間に合わないこともあるので、早めからの準備が必要です。
在学中の方は、おそらく受験する人が大多数だと思うので忘れることはそうないと思いますが、既卒の人は要注意です。
年末年始を控えて忙しい時期なのでついつい忘れてしまうことも。
また、後述する実務経験証明書は、昨年度の書式では会社の記入欄もあり、すぐに準備することが難しい場合があります。
今年度の書類のフォーマットは令和元年8月20日現在ではまだ発表されていませんが、発表され次第準備に入ることをお勧めします。
受験資格
受験資格はざっくり以下の通りです。いずれかに該当する必要があります。
・管理栄養士養成施設を卒業もしくは令和2年3月12日までに卒業見込みの人
・栄養士養成施設を出た後、令和元年12月13日までに栄養士として一定の実務経験がある人
実務経験の期間はざっくり以下の通りです。
2年制の場合➝実務経験3年
3年制の場合➝実務経験2年
4年制の場合➝実務経験1年
※フルタイム正社員勤務の場合の年数を記載しています。
短時間勤務等の場合、勤務日数や時間によっては実務経験にカウントされない場合があります。
お勤めの会社に確認してみてください。
ここで注意してほしいのは実務経験の締切が令和元年12月13日であることです。
2年前に大きく受験資格が変更になりましたが、今年の受験資格もそれに準じています。

新卒で栄養士として働き始めた方はたいてい4月1日勤務開始だと思うので、例えば2年制の場合は実務経験が3年必要ですが、3年目の12月時点では丸3年実務経験がないため、4年目からしか受験できなくなりました。
実務経験見込みでの受験が不可になったということです。
今年度初めて受ける方や、卒業からしばらく経つけれど受けてみようかなという方は、改めて実務経験を確認してみてください。
受験手数料
6,800円(収入印紙を購入して、受験願書に貼付け)
※収入印紙に消印をしないように注意してください。
受験表の交付
令和2年2月14日(金)に投函されるため、数日以内に郵送で届くはずです。
もし令和元年2月21日(金)までに受験表が届かない場合は管理栄養士国家試験運営本部事務所まで問い合わせを。
合格発表
令和元年年3月27日(金)14時
厚生労働省などのホームページで掲示されます。
合格者には厚生労働省から合格証書もきます。(令和元年3月27日(金)投函)
提出書類
受験資格によって提出書類が異なるので、ご注意ください。
以下は基本的な場合の必要書類です。
その人の経歴によっては異なることもあるので、最終確認は要項をよく読んでご確認ください。
栄養士免許+実務経験の人
栄養士養成施設で栄養士免許取得後、一定期間の実務経験がある人です。
・受験願書(6,800円分の収入印紙)
・コンピューター入力カード
・写真台紙(6×4cmの写真)
・免許等照合書
・実務証明書
管理栄養士養成施設卒業見込みの人
管理栄養士国家試験の受験資格が見込みで得られている人、在学中の人ですね。
・受験願書(6,800円分の収入印紙)
・コンピューター入力カード
・写真台紙(6×4cmの写真)
・卒業履修見込み証明書
※卒業履修証明書
※栄養士免許取得(見込)照合書
上から4つは受験申し込み時点で提出するものです。
下2つの※印のものは、令和2年3月12日(木)17時までに提出する必要があるものです。
現役生の方は、学校側や先生方から説明があると思うので、聞きもらさず・指示通りにやっておきましょう。
管理栄養士養成施設を卒業済みの人
管理栄養士養成施設を単位を修めて卒業し、管理栄養士の受験資格を既に得ている人です。
栄養士免許も取得されているはずです。(実務経験は問われません)
・受験願書(6,800円分の収入印紙)
・コンピューター入力カード
・写真台紙(6×4cmの写真)
・免許等照合書
各書類の説明
書類によっては、自分だけで記載はできず、役所に赴いたり、勤務先に記載してもらわなければいけないものもあります。
提出期間はたった1週間程度なので、事前に余裕をもって書類を用意しておくことをお勧めします。
※令和元年8月20現在、応募書類のフォーマットが発表されていないため、昨年度と同等であった場合の各書類についての説明を以下に記載します。
受験願書
全員が提出する必要があります。
6,800円分の収入印紙の張りつけが必要となります。
コンピューター入力カード
全員が提出する必要があります。
写真台紙
こちらも全員が提出する必要があります。
6×4cmの写真も準備してはりつけます。
免許等照合書
既に栄養士免許を持っている人が提出する書類です。
記入する際は、お手元に「栄養士免許証」、「卒業証書」を用意する必要があります。
卒業証書が行方不明の方は、母校で「卒業証明書」を発行してもらう必要が出てくるので、二つが手元にあるかお早めに確認を。
この書類で注意したいのは、記入し終わった後、以下の書類を持って保健所や役所に行く必要があります。
・栄養士免許原本
・卒業証書
・記入済みの免許等照合書
保健所や役所の人に、免許等照合書に書かれた内容は間違いないことを確認してもらってようやく書類として完成します。
そのため、平日に役所や保健所に行かなくてはなりません。
お仕事をされている方は、時間に気をつけて準備してください。
実務証明書
栄養士免許をお持ちで、実務経験によって受験資格を得る人が必要な書類です。
実務経験を証明してくれる、これまで勤めてきた会社に記入をお願いしなくてはならない書類です。
特に、複数の会社によって実務経験をクリアする場合、全部の会社に記載をお願いする必要が出てきます。
こちらも早めの準備をお勧めします。
まとめ
第34回要項が発表されました。
ざっくりとまとめましたが、提出書類は重要なものなので、最終確認は厚労省のページでお願いいたします。
一昨年の大きな変更と同様の受験内容と思われます。
大きな変更点を確認していない方、久々に受験される方は、今一度ご確認を

また、応募書類準備と並行して受験対策も早いうちからがお勧めです。
特にお仕事をされている方は、年末だったり年度末だったりで何かとばたつく時期の願書提出・受験となります。
在学中の方も、卒業研究だったりがあって忙しいです。
私も卒業研究ががっつりな大学だったので、かなり綱渡りな受験をしました。

はやめの準備、はやめの対策で、3月の試験を目指しましょう!