トマト大量消費!トマトの加工品のレシピ、使い分け

栄養コラム

夏が旬のトマト。
そろそろ価格もお手頃になってきましたし、産地では近所や実家から大量のおすそわけがあったり。。。
生で食べても美味しいトマトですが、生だと食べられる量、消費できる量がどうしても限られてしまいます。

トマトをたくさん食べたい!

トマトをたくさん消費したい!

そんな時はぜひ、美味しいうちにひと手間加えて加工品にしてしまいましょう。
また、旬以外でトマトが食べたくなった時、トマト加工品は威力を発揮します。
このページではトマト加工品のレシピ、種類や使い方の説明をします。

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トマト加工品の種類

固形トマト

いわゆる「ホールトマト」、「カットトマト」と呼ばれるものです。
湯むきしたトマトを缶やパックに詰めたものです。

加工としては湯むきのみ、もしくは+カットなので、味付けはされていません。
トマトの加工品ですが、料理となるにはここからさらにもう一段加工されることの多い加工品です。
旬じゃないけどトマトを料理に使いたい!、湯むきがめんどくさい!という時に便利な加工品です。

ちなみに、「ホールトマト」はトマトを丸ごと入れたもの、「カットトマト」はそれをダイス状にカットしたものです。

これまで輸入缶製品が主流でしたが、最近では国産パック商品もスーパーに広く出回るようになってきました。
缶を捨てるのが面倒くさいという方におすすめです。

トマトピューレ

トマトを裏ごしして、皮や種などを除いてから濃縮したものです。
こちらも、固形トマトと同様、さらに加工されることが前提の加工品になっています。

面倒や裏ごし処理をすることなく、料理にトマトが使えます。
裏ごしって作業も面倒ですが、裏ごし器の片付けが一番大変...
そんな面倒をなくしてくれるのが、加工品のよいところだなと思います。

ちなみに、基本的には味付けはされておらず、トマトそのままですが、トマト固有の風味を損なわない程度に香辛料、野菜、食塩等が加えられたものもトマトピューレとして販売されています。
用途に合わせて、裏面表示等を確認してから購入してくださいね。

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トマトペースト

トマトピューレを更に濃縮したものです。
トマトピューレはトマト料理のベースとして使われることが多いですが、トマトペーストは水分量が少ないため、料理の最後のコクのために加えられることが多いようです。

トマトペーストとトマトピューレの違い

トマトペーストとトマトピューレの違いは、

「無塩可溶性固形分が24%以上か、未満か」

です。

トマトピューレは無塩可溶性固形分が24%未満
トマトペーストは無塩可溶性固形分が24%以上

両者の違いはこの1点のみです。
どれだけ煮詰めたか、どれだけ水分を飛ばしたかがトマトピューレとトマトペーストを分けます。

トマトケチャップ

トマトを裏ごしして濃縮したものに、砂糖、食塩、酢、玉ねぎ、にんにく等を加えて味付けしたものです。
トマトの加工品の中では一番有名ですね。

既に味付けされているので、手軽に使える加工品です。

トマトソース

トマトの皮を除去して濃縮したものに、香辛料や塩を加えて味付けしたもの、またこれに野菜を加えたものもトマトソースに含まれます。
トマトケチャップが甘めの味付けに対して、トマトソースはさっぱりとした味付けで、さらさらした形状です。

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トマト加工品の使い分け

固形トマト

・トマトの固形物を使った料理を作りたいけれど、トマトが旬ではない、高価な時

・湯むきが面倒くさい時

基本的には少しだけ処理されたトマトなので、手軽に安価に使えることが最大のメリットです。
また、長期間保存可能なので、急に思い立って使いたくなった時、すぐ使えるという利点もあります。

我が家は常にストックしています。

トマトピューレ

・トマトがベースとなった料理を作りたい時。

ミネストローネやミートソース。
ふとトマトがベースとなった料理を食べたくなった時、活躍するのがトマトピューレです。
裏ごしいらず、濃縮いらずなので、手軽にトマト料理が楽しめます。

トマトペースト

・シチューやカレーにコクを出したい時。

ビタミン類だけでなく、うまみ成分であるグルタミン酸も多く含むトマト。
そのトマトを濃縮に重ねる濃縮をしたトマトペーストは料理のコク出しにもってこいです。

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トマトケチャップ

・料理のソースとして使う(オムレツ、ハンバーグにかける等)

・料理の味付けに使う

一番家庭に常備されている率が高いのではないかと思うトマトケチャップ。
料理の仕上げにソース代わりにかけたり、味が既についているので料理の味付けそのものにも使用可能です。
手軽に味が決まる調味料として使えるトマト加工品です。

トマトソース

・パスタやピザの味の決め手に

既に皮等を除去され、濃縮、味付けまで行われているトマトソース。
さっぱりめの味付けや香辛料を活かし、ピザやパスタのソースとして利用されることが多いです。

トマト加工品の作り方

固形トマト

①湯むきする
②完成

行程にするとこれだけです。

でもこの湯むきが、日常の料理ではとっても面倒くさいので、固形トマトは重宝します。
ご家庭で作る場合、煮沸消毒などが行われていないため、お早めにお召し上がりください。

トマトピューレ

①ダイス状にトマトを切る
②鍋で軽く煮込む
③裏ごしする
④更に鍋で煮込む

すぐに使用しない場合は、煮沸消毒した瓶に、煮沸消毒したレードルを使って熱いうちに詰めてください。
瓶の9分目くらいまでトマトピューレを入れ、蓋をしたらすぐに逆さにして冷めるまで放置してください。

煮沸消毒はきちんとした手順で、十分気を付けておこなわないと長期保存ができなくなるので注意してください。

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トマトペースト

①トマトピューレを更に鍋で煮込む。

これだけです。
家庭用では使用用途に合わせて、お好みの硬さまで煮詰めていくのがいいと思います。

トマトケチャップ

①トマト、玉ねぎ、にんにく等をミキサーにかける。
②少し煮詰めて、裏ごしする。
③砂糖、塩等を加えて、更に煮詰める。

ざっくりとした作り方はこんな感じです。
様々な人が手作りトマトケチャップレシピを公開しているので、ぜひ色々試してみて自分に合うものを探してみてください。

トマトソース

①トマトを湯むきして、ざく切り。
②みじん切りした玉ねぎ、にんにくで香りづけしたオリーブ油で煮込んでいく。塩や香辛料なども加えて煮込む。

ざっくりこんな感じです。
こちらも様々な人が手作りしており、用途によりレシピも異なるため、自分の作りたいものに合わせたソースづくりをしてみてください。

まとめ

トマトの加工品の紹介でした。

トマト、美味しくていいですよね。
しかも緑黄色野菜で、夏は安価で、缶詰でよければ1年中お安い。。。
そして何よりあの旨味と酸味...!

栄養面からもコスト面からもお勧めの食材です。

ぜひ加工品を使って・作って、トマト大量消費生活を送りましょう!

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